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叔母

 昼間は母が田舎の叔母を見舞いに行ってきたおみやげをもってJRの富木駅まで来てくれた。いつも母が富木に来てくれるときは、駅前の喫茶店でサンドイッチをいただきミックスジュースを飲みながらしばし歓談するのだけど。田舎の叔母は、わたしが親戚の中でも一番お世話になった叔母である。去年卵巣ガンということで、卵巣・子宮の摘出手術を受けたのだが、その後入・退院を何度か繰り返しながら抗ガン剤の投与も行われてきたのだが、腹水がたまり、長くてあと1ヶ月と宣告されたそうだ。肝臓にガンが転移し、細かいガンが肝臓の表面にいっぱいできていて、取ることができないそうだ。

 わたしの父は、恐らく生まれるときに母親からB型肝炎をもらったらしく、晩年肝臓ガンになり、2回は手術で取れたのだが、3回目のガンは、手術では取れないと言うことでなくなったのだ。もう5,6年前のこと。その後母の長姉が病気で亡くなり、叔母は3人目である。ガンでなくなる場合、最後まで意識がしっかりしていて、ちゃんと話もできて、なんでこんな状態なのに死んでしまうのか、と不思議なものなのだが、叔母も今はちゃんと話もできるし、見た目はけっこう元気そうだ。ただ食物を取れないので、点滴をずっとしていたり、鼻からチューブを入れていたり、肝臓か胃の辺りからチューブが出ているらしいが。

 わたしの一番仲の良いいとこの母上なのだが、いとこも辛いことだろう。後に残される叔父も辛いことだろう。いとこは叔母宅の近くに住んでいるので、将来叔父と一緒に住むのでは?と思っている。

 悲しい。最後の数週間を叔母が元気に過ごせることを祈るばかりである。

by jade03 | 2005-03-04 22:41 | 私のこと | Comments(0)